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ハードウェアウォレット、TREZOR(トレザー)で安全に仮想通貨を管理しましょう
国内取引所の不正出金事件からハードウェアウォレットの需要が高まっています。
取引所に預けっぱなしにするのは危ないというのはもちろん、ある程度の額の仮想通貨を保有している場合はマストアイテムと言えますね。
人気のハードウェアウォレットはこの二つ。
- Ledger NanoS (レッジャーナノエス)
- TREZOR(トレザー)
対応通貨は被りがあるので
- リップルを保管するならレッジャー
- ネム、モナコインを保管するならトレザー
と使い分けている人が多いですね。
どちらも海外の製品になるので申し込み方法や使い方が英語なこともあり、若干分かりにくい部分があります。
[voice icon="https://zenisoku.com/wp-content/uploads/2017/10/face_smile_man3.png" name="コイナーさん" type="r"]必要なのはわかるけどなんだかめんどくさいんだよなー[/st-kaiwa1]
そんな方のために、今回はトレザーの購入方法から使い方を写真付きで詳しく解説します。
これを見れば、使い方までしっかりと分かって貰えるように書きますので、大事な資産を守るためにぜひ使ってみて下さい。
TREZOR(トレザー)の購入方法(公式サイト)
トレザーはアマゾンでも購入できますが、安全上よろしくありません。
新品を装った中古品が混ざっている可能性があるため、不正に資産を盗まれる恐れがあります。必ず公式サイトから購入しましょう。
まずは公式サイトにアクセス。
トップページから【Get your TREZOR】緑のボタンをクリックしましょう。
購入画面に移動しますのでカラーを選択し【ADD TO CART】カートに入れるボタンをクリック。
(カラーはブラック、ホワイト、グレーの三色。在庫状況により選べる色は変わります)
お値段は89ユーロ。
現在のレートで11000円前後です。
この値段で大事な資産が守れると思えば安いものですね。
画像のここにチェックを入れると3個パックが購入可能で、単品で買うより22ユーロ(2900円ほど)お得になります。
次にカートの確認です。
購入個数、本体価格、送料が表示されます。
送料は26ユーロ(3500円)と若干高めですが海外からの発送なので致し方ありません。
送料は国によって変わるので、赤枠部分が【JAPAN】となっていることを確認しましょう。
そのまま下スクロールするとアクセサリー(アンドロイドスマートフォンとの接続ケーブル)が選べます。
必要なければそのまま【Proceed to checkout】をクリック。
次に注文確認画面、発送情報入力フォーム画面になります。
オーダー内容を確認します。
- 個数・色
- 配送方法
- トータルの価格
間違いがなければ、配送に必要な情報を入力します。
- メールアドレス zenigeba@gmail.com
- 名前 銭げばお
- 住所 東京都中野区中野1−1−1
- 電話番号 090-1234-5678
上記記入例で入力していますので参考にどうぞ。
海外サイトで注文をしたことがない人は難しく感じるかもしれませんが、国名と郵便番号さえ間違っていなければ最寄りの税関には届きます。
それ以降の住所は日本の配達員の人がチェックするのでひどく間違っていなければ大丈夫です。
心配な人は連絡が取れる電話番号をしっかりと記入しておきましょう。
スクロールするとチェックボックスがあります。大体以下の赤文字のようなことが書いてあるので理解してチェックを入れて下さい。
チェックを入れたらビットコイン決済か、クレジットカード決済を選びます。
今回はクレジットカード決済で進めます。
なお、クレジットカードを持っていない場合はデビットカードでも可能です。
決済は簡単。ポップアップが出てきますので必要な情報を入力するだけです。
- カード番号(16桁)
- 有効期限(月/年)
- セキュリティコード(カード裏の3桁の番号)
を正しく入力したら、青のボタンをクリックするだけ。
完了すると、記入したアドレス宛に購入確認メールが届きます。
在庫さえあれば、2、3日ほどで届きますよ。
購入方法は以上です。
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TREZOR(トレザー)の使い方(設定方法)
それでは届いたトレザーを実際に設定していきます。
ハードウェアウォレットの設定で注意しておくのは「リカバリーフレーズ」を忘れないようにメモしておくこと。
これを忘れておくと、資産を保管するつもりが失ってしまうことになるので十分に気をつけて下さい。
逆にここさえ気をつけておけば必要以上に不安に思うことはありません。
開封(セキュリティ確認)して同梱物をチェック
まずはトレザーを開封しましょう。
このようにビニールでパッキングされています。
パッキングを開けると上下に開封したかどうかが分かる特殊なシールが貼られています。
公式サイトで購入すれば間違いはありませんが、アマゾンなどで購入し
- パッキングされていない
- セキュリティシールが破れている
という状態であれば危険すぎますので使わないようにしましょう。
トレザーはセキュリティシールもそうですが、矢印部分の箱を開ける部分がかなり厳重にのり付けされています。
ハサミやカッターを使ってもなかなか開かないので指を切らないように注意して開けて下さい。
綺麗に開けようと思ってもこのようになってしまうくらい厳重。
同梱物は以下の6つです。
- ステッカー
- 説明書
- リカバリシードメモ(後ほど詳しく)
- 説明書
- USBケーブル(タイプA/MicroB)
- ストラップ
本体は思っていたよりも小さかったです。
10円玉と比べても小さい。
パソコンと接続してファームウェアをインストール
セキュリティと同梱物を確認したら使うための初期設定を行います。
まずは、パソコンとトレザーを付属のケーブルで接続しましょう。
付属ケーブルはタイプA(一般的な形状のUSB)とマイクロBの組み合わせです。
通常のWindowsならほぼ使えますが、型番が新しいMacなどはUSB端子がタイプCのため使えません。
別途アダプタの購入が必要になります。
僕はいろんな用途で使えるTypeA To TypeCを購入しました。
USB Type C ケーブル USB-A to USB-Cケーブル
接続すると、トレザー本体画面が点灯します。
これで接続完了です。
本体を設定するためのソフトをダウンロードするために、公式サイトのダウンロードページにアクセスします。
ページにOSを選択するプルダウンメニューがありますので
- Windows
- MacOS X
- Linux
ご自身のソフトを選択し、ダウンロードボタンを押します。
インターネットブラウザのChromeを使っている人は、そちらの拡張機能からも行えます。
ダウンロードしたファイルをクリック展開し、インストーラーを起動します。
(Macをお使いの方でセキュリティによりファイルが開けない場合があります。その場合システム環境設定>>セキュリティ設定と進んで対象ファイルを開いて下さい)
起動したら続けるボタンを押してインストーラーの案内通り、インストールを完了させましょう。
インストールが完了したら再度、先ほどのページへアクセスします。
すると、自分のウォレット設定ページへアクセスできるようになりますので【設定更新マーク】をクリックしましょう。
ファームウェアについての案内が英語で出ます。
和訳
ファームウェアをインストールします。
セキュリティ上の理由から、TREZORはファームウェアがインストールされていない状態で出荷されます。これは、ファームウェアが初期化時に最新になるようにするためです。起動時に、インストールされているファームウェアの真正性が確認されます。 SatoshiLabsによってファームウェアが提供されなかった場合、起動時に警告が表示されます。
理解したらインストールボタンをクリックしましょう。
完了すると画面が切り替わり
本体に完了した旨が表示されます。
表示されたら再度、設定ページに移動します。
このように「TREZORのセットアップにようこそ!」と表示されたら成功です。
パスワードの設定とリカバリフレーズの記入
ここから一番重要な作業になります。
ここさえ終えてしまえば後はウォレットとして使うだけですので落ち着いて確実に行いましょう。
まずは設定画面から、ウォレットに名前をつけます。
赤枠部分に好きな名前を入力して【Continue】ボタンをクリックしましょう。
画面上に四角いポップアップが表示されます。
このマスを使ってパスワード(数字)を入力していきます。
この状態だと、数字が分かりませんので本体と並べて確認します。
画像のように本体の赤枠部分の数字に、画面の赤枠部分の各マスが対応しています。
左上は本体では【8】なので、パソコンで左上を押すと【8】が入力されるという仕組みです。
同様に、右下を押せば【4】と入力されます。
画面をクリックし、任意の数字を選択しましょう。
文字数は自由ですがより強力なパスワードにするため
【赤枠部分】に「Strong enough!」が表示されるまで入力し【Enter】をクリックします。
すると【Recovery seed setup】画面になります。
赤枠部分の和訳
回復シードの設定
あなたのTREZORには、デバイスを紛失した場合のためにアカウントを回復できる、24語のユニークな組み合わせが表示されます。言葉の順序は非常に重要です。すべての単語を慎重に書写してください。回復シードのデジタルコピーを作成せず、オンラインにアップロードしないでください。回復種子は安全な場所に保管してください。 TREZORは、お客様の機密情報の不適切な取り扱いにより発生した財政的損失に対して、責任を負わないものとします。
簡単にいうと、本体を紛失したり、壊してしまった場合のバックアップを取りますよということですね。
バックアップには24個のフレーズ(英単語)を使います。
先ほど説明画面になっていれば、フレーズがすでに本体に表示されています。
【1st word】と書かれているように順番に表示されていきます。
これを同梱されていたリカバリーフレーズメモに順番に書いていきます。
メモには四角い24個の枠の横に番号がふってあります。
1st word(一番目のフレーズ)から順番に2、3、4とフレーズを記入していきましょう。
順番が間違っていると復元できないので間違えないように落ち着いて、確実に書きます。
本体右ボタンを押すと次のフレーズが表示されます。
24個全てのワードを書き写すと、右下のボタンが【Again】に変わります。
【Again】を押すと再度フレーズが初めから表示されますので、メモと本体を並べて一つ一つワードを確認していきましょう。
24個確認を終えると、右下が【Finish】に変わります。
【Finish】ボタンを押すと、パソコン画面にパスワード入力フォームが表示されます。
ここに先ほど設定したパスワードを入力し【Enter】を押しましょう。
ちなみに、画面に表示される数字の位置は毎回変わりますので、画面を見ながら入力して下さい。
【Success】こちらが画面に表示されれば設定は完了です。
後は通常のウォレット通りに対応している通貨の送付を行うのみです。
トレザーでは以下の通貨に対応しています。
- ビットコイン
- ビットコインキャッシュ
- ビットコインゴールド
- ライトコイン
- イーサリアム
- イーサリアムクラシック
- オーガー
- ジーキャッシュ
- ダッシュ
- ネム
- モナコイン
ウォレットでの受信や送金などの詳しい使い方などは、別記事にて解説しますのでしばしお待ちください。
設定は難しくないので購入をおすすめします
以上購入方法から設定までを解説しました。
ご覧の通り、購入も設定もそれほど難しくはありません。
さらにリカバリーフレーズにさえ気をつければ、紛失や壊れてしまっても復元できるので安心です。
みなさん、コインチェックからネムが不正に出金された事件はご存知ですよね。
現在保証対応中ですが、トレザーを使ってネムを保存していれば不安な思いをせずに済んだことは確か。
セキュリティ対策としてハードウェアウォレットを使うことは有効な対策です。
ウォレットの価格以上の通貨を保持しているのであれば、ぜひ購入し使ってみて下さい。
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仮想通貨のセキュリティの基本を知りたい人はこちら▼
コインチェックの不正出金問題から学ぶ仮想通貨のセキュリティ対策
[kanren postid="6561"]
まとめ
- ハードウェアウォレットでの保管は必須
- ネム、モナコインを保管するならトレザー
- ウォレットは安全のために公式サイトで購入しよう
- ウォレットパスワードは厳重なものに
- リカバリーワード(24個)はメモにしっかりと保存しておく
- 購入や設定は思っているより簡単
以上がハードウェアウォレットTREZOR(トレザー)の購入と設定方法のまとめです。
僕は保有している通貨の種類が非常に少なく、多く保有している通貨がハードウェアウォレットは対応していないので使っていませんでした。
しかし、今回使ってみて思ったより簡単で、かつこれで安全に資産が管理できるのであれば購入は必須だと思いましたね。
何より目に見えない仮想通貨がウォレットという形で所有感が出るというの嬉しいです。
後は保管しておけば自然とガチホできるのもいいところですね。
ネムやモナコインを保有している人はぜひどうぞ!
トレザーはアマゾンではなく公式サイトで▼
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