深夜と朝に最後の勝負!第一回目はこれにて終了です
なぜかパルプフィクションのTシャツが売られててこれ着て絞ってました(レディース物(笑))▼
軍資金1000万円スタートで、カジノで2億円を稼いで家を買う企画。第一回目はマカオです。一話から見たい人はこちらからどうぞ。
王ちゃんとの共同戦線にあっさり敗北。
プラス30000HKDで旅を終えようとベッドに入りましたが、そこで内なる声を聞きました。
再びカジノに向かい勝負を開始します。
新章ギャンブラー、バカラで家を買うの第一回目の最終話。
深夜と朝のバカラ勝負の様子をお届けします。
深夜のスタンディングベット勝負
立ちがけはこんな感じ▼
昼に観光していたこともあり正直体力はあまり残っていません。
テーブルでゆっくりカードを絞る元気もないということで、スタンディングベットのみでプレイすることにしました。
スタンディングベットとは日本語で言えば立ち賭け。
テーブルに座らずに他のプレイヤーの後ろや、空いてる枠に立ったまま賭けることを意味します。
メリットとしては、自分の好きな罫線(出目表)を選べること。
勝負にのめり込まなくて済むことですね。
基本的にギャンブルは試行回数が多ければ多いほど負けるようにできていますので、好きなタイミングで好きなだけ賭けれることは重要。
日本のアングラなカジノでは収益性を上げるために、暗黙の了解として【1シュー】、いわゆる大きなくくりでの1ゲームはやりましょうというものがあったりしますからね。
ミニマムが異なる多くの台の中から好きな台の好きな罫線に好きなタイミングでベットする。
これが、この旅の最後にはふさわしいと思いました。
もたれ賭け。落ち目の客を探す
いい罫線を探すといってももう結構しんどいので賭けるための単純な指標を探すことにしました。
それは落ち目のお客さん。
テーブルを回っていると必ず一人や二人は、全くツイてないお客さんがいます。
賭ける出目がことごとく裏目。
小さく勝つけど大きく張れば必ず負ける。
こんなお客さんの逆にベットすれば勝てるよねというやり方です。
もちろんオカルトではあるのですが、もたれ賭けなどと呼ばれ、それが大ヒットすることも珍しくありません。
スタンディングベットで、落ち目の人の逆に張るというのはマナー的にはよくないです。(すげーやな奴)
ただカジノテーブルは戦場ですから、冷静になって自分の考えを貫けない方が負けです。
落ち目であればやめてしまえばいいですからね。
逆張りのつもりが順張りに
1時間くらいうろうろしてようやく良さそうな人を見つけました。
良さそうな人っていうか単純にチップの量が桁違い。
目算で800万円分くらいのチップをケースに入れて持っています。
VIPなどではチップを収めるケースが用意されていることもあるのでそちらから抜け出してきたのかもしれません。
年齢は50歳くらいの男性。
カッチリとした服装で、髪を撫で付けて後ろに流し、黒縁のメガネをかけています。
あまり他には見ないタイプでカードの絞りにも貫禄がありました。
名付けるならば【星さん】って感じ(?!)
勘も冴えているようで順調にチップを増やしています。
プレイを眺めること20分ほど、、、
あることに気づきます。
エンペラータイム!
中二病全開のネーミングですが言うなれば王の時間。
どんな風に立ち回ってもお金が増えてしまうという、ギャンブラーなら誰しも体験したことある刻、ゾーンみたいなものです。
そう感じたのは、タイとペアの的中率。
同点や引いたカードが同じだと8倍、11倍と高倍率で戻ってくるのですがなかなか出ないそれらをピンポイントでガンガン当ててます。
確かに出目表を見るといい場所で起こるにしても当てすぎ!
作戦変更。
逆ばりから順張りに変更しました。
1時間で10000HKD勝利!合計12000HKDに!
テーブルに座って星さんと同じように賭けていると面白いようにチップが増えていきます。
全自動エンペラー予想マシーン
絞るまでもなく勝利が確信できるほどの余裕で、タイやペアも取れました。
もちろん、星さんに比べれば張りは少ないもののあっという間に10000HKD(140万円)勝利!
そのテーブルは、全員が星さんのベットを待ち、星さんがカードを絞って勝つというある種の共同戦線になっていました。
星さんの立場だとめちゃくちゃ楽しいのですがノるだけでも勝つのですから楽しいのは間違いありません。
王ちゃんとの一発勝負分も取り返し、もうこれで十分だろうということで、カジノ内のレストランでラーメンを食べて部屋に戻りました。
旅費やショッピング代などを計算しチップと現金を勘定。
朝一番でチップを換金するために分けてそのまま寝ました。
早朝のカジノ。とんでもない罫線を見つける
翌朝、深夜に寝たにも関わらず朝6時くらいに目が覚めました。
まだチェックアウトまでは時間はありますが、チップの換金がてらカジノに向かいます。
カジノにつくとまばらな客入りです。
早朝ということもあり観光客は当然少なめ、宿泊客もまだ起きていませんからね。
キャッシャー(チップを換金してくれるところ)に向かっているとバカラテーブルに一台だけ人だかりができているのを見つけました。
人混みの後ろから罫線表を見てみると
なんとプレイヤー13連続
途中、タイを挟みながらもずっとプレイヤーが出ています。
徹夜でやっといい流れを捕まえれたのか座っている人も大興奮してる様子。
感心しつつも、ここから入るのはギャンブルすぎる。
確率は収束しますから2分の1で片方の出目が13連もすればそろそろ逆が出てもおかしくありません。
これは手を出せんとテーブルから離れようとした時、、、
僕の目の前でプレイしていた人がテーブルから立ちました。
なぜか自然とテーブルについてしまいました。
14連目に賭けて40000HKD勝負
後悔しつつも、すでにテーブル上は準備万端。
次の14連目のプレイヤーに賭けて皆はすでにチップをセット済みです。
一瞬迷いましたが、ネタとしてやっぱりゴールドiPhoneを買ってみようかなという思いになり40000HKDをベット。
勝てばそのまま80000HKDになるのでゴールドiPhoneがゲットできます。
ミニマムが低い台だったのでそのベットでそれなりにまた盛り上がります。
周りのおっちゃんたちも頑張れや!という感じでテーブルが一丸となりました。
14連続もしているのに、バンカーに賭ける人が一人もいないのですからそれだけ盛り上がっていたんでしょう。
ここにきて、一気に責任重大だなという想いに。
僕がカードを絞る番なので気合が入りました。
みっちり時間をかけて絞ったのですが、、、
プレイヤー【Q】【Q】
バンカー 【K】【9】
であっさり負け。
熱が放出したように皆散り散りになってしまいました。
反省しつつ、キャッシャーに向かっていると悔しくなった
残ったチップ80000HKDを換金しにキャッシャーに向かいながら反省します。
野次馬で通りがかったのに、たまたま席が空いたからって貴重な勝ち分を減らしてしまった。
大していらないiPhoneのために(笑)
僕の信条としているシステムベットからすると程遠いものです。
まだ100万円近く勝っているのでいいですが、中途半端な参加でお祭り状態を終わらせてしまったことに激しく後悔。
カジノコーディネーターとして、盛り上げることが仕事であれば正直最悪の結果。
ありえないくらい悔しくなってきました。
くそくそくそくそくそくそくそ
現金封筒から70000HKDを取り出しチップに換えます。
手持ちのチップ80000HKDを合わせて先ほどのテーブルのマキシマムベット上限に挑戦することにしました。
15000HKD(210万円)一発勝負!
先ほどのテーブルに戻るともう人はいませんでした。
罫線もプレイヤー13連続後は、交互に続いたりと方向性が定まらないままに終了。
ディーラーが暇を持て余していました。
罫線を読むべきなのでしょうが、もうここは先ほどの雪辱を晴らすためだけのベット。
プレイヤーにテーブルの上限額である15000HKDをベットします。
この額は僕自身の過去のベットの中でも最高額に近いです。
一度コーディーネートして連れてきた方と付き添いでベットした依頼の高額ベット。
一気に心臓の鼓動が上がりました。
マキシマムといえどディーラーにとっては日常の風景。
ゲーム開始です。
ノーモアベット!
ディーラーがしっかりとテーブルの上で手を左右に振り合図します。
シューからカードを引き抜きプレイヤー、バンカーにそれぞれカードを2枚づつ。
バンカー側はハウスだったので、テーブルを手で叩きオープンの合図を出しました。
オープンの合図を出したのは自分なのに、驚くくらい頭が熱くなります。
静かな決意に応じて、、、
カードが開かれます。
バンカー側。
そのカードは、、、
【4】【4】
ナチュラルエイト!!!
吐息が漏れそうになるのをグッと堪えます。
よくカイジなどで「ごッ」とか「ぐッ」とか「ギギギギギギ」(違)
とか言ってますけどまさにあれがよくわかる。
なんか変な空気が口からじゃなくて体の毛穴から漏れ出る感じです。
耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ
8ということはまだ、上が残ってる。
【9】を出せれば勝ちがある。
勝ちの目があるということは勝てるということ。
絞る!!
絞る!!!!
これで負けたらこの3日間が帳消しになってさらに100万円負け。
なし崩し的な流れでそれだけは絶対に無理!!!!
一瞬で考えを巡らせながら運命の絞りに入ります。
カード2枚をめくって天国か地獄
勝てば一発で420万円。
負ければ0円。
まさに天国と地獄。運命の絞りが始まりました。
まずは1枚目のカードから、、、
なぜか頭だけは冷静で9をイメージしました。
カードの橋をゆっくりゆっくり開けます。
フレームです。
横にするまでもなくピクチャー(0)点。
ということは、この後は【9】を引くしかありません。
【8】を引けば同点ですが、ここでタイになればもう一度賭ける勇気はないだろう。
当然、縦からカードを絞り【足】を確認できなければその時点で負けです。
ここからは画像のみノーカットでお届けします。
【1】
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。
最終結果発表
というわけで、敗北!
この後、大小でそこそこでかい額を張って50000HKDほど取り戻しましたものの
そこそこ厚みのあった封筒はこの様、、、
総収支 −50000HKD(70万円)
で終了しました。
旅費も合わせると、、、
いややめておきましょう。
(実際カジノ撮影禁止なんで撮れてはないんですけどね)
ツイートではコミカルな感じでしたが、、、
ギギギギギ
朝のゴールドiPhoneアタック失敗!!(-40000HKD)帰還準備に入る( ・∇・)!!!
— ?銭P? (@zenigebazura1) 2018年3月18日
その後、帰国途中込み上げてきてこんなつぶやきしてました(笑)
カジノはお金なんて粗末に扱ってもいいんだよと教えてくれる場所。労働の凝縮体験を繰り返し、金だけ求める虚しさを知り、誰かの笑顔や楽しさの方が100倍価値があることが分かる。
仮想通貨も一緒。手っ取り早く金銭感覚を破壊してくれるものはある意味尊い。
— ?銭P? (@zenigebazura1) 2018年3月19日
カジノは帰る途中が楽しい
チェックアウトを済ませるとタクシーでフェリー乗り場へ。
帰り際ヴェネチアンマカオ をパシャり。
とか思いつつ、フェリーチケットを買います。
マカオのフェリー乗り場から出発する際は、航空チケットも同時に発見することになるので搭乗準備をしておきましょう。
フェリーに乗って
香港国際空港へ到着。
少し時間があったのでフードコートでワンタン麺を食べました。
食べながら、マカオでの出来事を思い出します。
負けはしましたが、カジノ旅行の帰りのこういう時間が楽しかったりしますね。
哀愁というか、ついさっきのことなのに遠い昔のような、、、
一重に脳から悪い汁が出まくってる証拠でしょう(笑)
テーブルに預けたチップはいつか掘り起こしにくるぞと誓いました。
まとめ
いつかこれを買うんや▼
これにて、第一回目「ギャンブラー、バカラで家を買う〜マカオ編〜」は終了です。
総合収支は−70万円。
軍資金残りは930万円となりました。
もちろん最後の勝負など後悔もありますし、本来の自分のベットスタイルを崩して臨んだ戦いは本意とは言えません。
ただある程度まとまった額をベットできる力は未熟なりについてきたかと思います。
本当にコツコツと、メンタル面を整えながら死なないように戦ってきた結果が今の勝ち越しにある。
でもそれを超えていくにはここぞという時にベットできる力も必要です。
今回のマカオではその面でまた一皮向けれた気がします。
というわけで、マカオ編最後までお読みいただきありがとうございました!
告知「仮想通貨民が行く。マカオカジノツアー」
さて、来たる2018年4月16日、、、(約1週間後)
マカオ無料招待ツアーを敢行します!
今回のマカオもある意味偵察の意味合いが強く、それもこのマカオツアーのため。
大人数のナビゲートは初となるので緊張しつつも期待でいっぱいです。
すでに参加者抽選を終え
ちうせんをはじぬる(^ω^)
お手元にご自身のIDをご用意くださいませ pic.twitter.com/1rODjbB3kP— ?銭P? (@zenigebazura1) 2018年3月21日
7名様の参加が決定しています!
【銭Pの挑戦状】ラスト3人目&自費参加者2名決定!さらに期待感高まるぅーー!!!
まだ参加者の方も知らないバトル企画。
参加者8名のうち、誰が一番勝つのか?を当ててプレゼントがもらえる予想企画も開催しますのでぜひご覧ください!!
僕がギャンブラーとして生き残り続ける限り、無料招待企画は継続しますのでお楽しみに!!
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