600万円目指して勝負!韓国カジノナビゲート2日目(後編)
補足
カジノナビゲーター「げばお」が、依頼者のキタさんと韓国カジノで軍資金「60万円」を「600万円」に増やすギャンブル記です。1日目から読みたい人はこちらからどうぞ!
2日目はウォーカーヒルVISTAで美味しい朝食ビュッフェを食べて、焼肉を食べまったり中の二人。
依頼主のキタさんも45万円のプラスながら目指すところは600万円分の勝利なので気を引き締めつつパラダイスシティカジノへ向かいます。
前編冒頭に書いた通り、パラダイスシティカジノが韓国カジノの中でもずば抜けて居心地が良かったので写真多めで現地のレポと、600万円を目指すべく高額ベットをしまくるキタさんの様子をお届けします。
ここからノンストップで帰国まで!
一体、ラストはどうなるのか?
張り切ってどうぞ!
仁川国際空港からパラダイスシティが激近すぎて最高!
江辺で焼肉を堪能した我々は再び地下鉄で仁川国際空港へ。
乗り換えは一回だけなのでキタさんも乗降駅を覚えていました。
韓国の地下鉄は日本語でのアナウンスがあるので覚えやすいです。
こういう部分も韓国にカジノへ出かける一つの魅力でもありますよね。
仁川国際空港に到着したらパラダイスシティカジノへ向かいます。
第一回のカジノ旅行記で大逆転を収めたグランドハイアット、パラダイスカジノ
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【7日目】韓国「仁川グランドハイアット・パラダイスカジノ」
韓国カジノで1週間バカラをプレイした結果 補足 これは無職の男が人生を変えるべく軍資金「100万円」を韓国カジノで増やそうという試みです。1日目から読みたい人はこちらからどうぞ! 半年分の生活費「36 ...
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は仁川空港からバスで5分ほどでしたが、パラダイスシティも負けず劣らずの近さと聞いています。
空港一階の日本語対応のカウンターに聞くと1階14番出口(空港を背にして一番右奥の出口)から送迎バスが出ているとのこと。
ここですね。
分からない場合は1階の右か左かどちらか奥まで行けば必ずたどり着けます。
ドアを出たら信号を渡ります。
渡って右手に行くとすぐバス停です。
パラダイスシティカジノ行きの立て看板があるので直ぐにわかるはず。
バスは午前5時10分から午後23時10分まで15分おきに運行しています。
朝早いフライトでもこのバスで空港まで帰って来れるのは嬉しいですね。
しばらく待っているとバスがやってきました。
このバスも真新しくて気持ちが良かった!
あまりバスがいっぱいになることはなさそうなので心配いりません。
豪華絢爛なパラダイスシティカジノにテンションマックス!
バスはかつてパラダイスカジノがあったグランドハイアット方面に走ります。
と思ったのも束の間。
巨大な建物と入り口が見えてきました!
5分も経っていません。
バスはホテルの正面につきますが、一度正門まで戻ってキタさんと写真を撮ります。
思わず撮りたくなるような噴水がまずは正面にお目見え。
写真では伝わりきれませんがかなり横に広いです。
しかも時間が来ると噴水前の広場の地面からさらに噴水が飛び出し、プチウォーターショーが行われます。
噴水横の広場には人間と同じくらいのサイズのチェス盤が。
これ持ち上げて遊ぶことができるんです。
やってる人はいなかったですけどね(笑)。
ホテル正面までまぁまぁの距離がありますが途中の駐車場には高級車がずらり。
おそらくホテルの送迎車でしょうね。
ホテルの正面に到着。
入り口の雰囲気がありすぎて自分の格好のラフさをちょっと恥じました。
人と比べて貰えるとわかりますが回転ドアがすでにデカすぎる。しかもどこもかしこもピカピカです。
韓国カジノはドレスコードがほぼないようなものと油断していましたが、パラダイスシティは一味違うな。
ドアを入るといきなり金色のペガサスがドン!
反対側に回ってみると人体模型像のように筋繊維が丸見えになっています。
これぞ現代アートって感じ!!
お次はロビーに併設されているカフェ。
ていうか配置美しすぎ。
いとうつくし。
日本語で思わず表現したくなるような繊細さ。
しかも、天井が高すぎて巨人のお部屋にきたかのような錯覚を起こします。
左手のフロントも素晴らしい。
なんかすでに満足感が半端ないです。
フロントを通り過ぎそのまま進むと
日本を代表する芸術家「草間彌生」さん
の魂がそこにありました。(もはや、オブジェとか呼べないよね)
上のシャンデリアと合わせてどん!
これは一度ぜひその目で見て欲しいです。
ここまでですでにみんな写真を撮りまくっているのですが、今流行りのフォトジェニックって意味じゃあ100点満点ですね。
そしてこの魂からカジノ入口へと続いています。
入口も人と比べてもらえれば分かると思いますがでかい。
キタさんもここに来るまで終始
を連呼していました。
カジノナビゲートということを忘れ、僕もはしゃいでいましたね。
いよいよカジノ内へ
いよいよカジノ内部へ入ります。
ここからはまた撮影禁止になるので記念に入口を一枚。
うーん、この。
奥の幾何学模様の部分は超巨大なモニターになっていてめまぐるしく幻想的に変わります。
まさに夢の世界の入口を演出するにはぴったりですね。
フロントには大げさではなく10人くらいスーツ姿の男性がいて、どれもピットボスに見えるくらいの貫禄。
僕は半袖Tシャツにキャップ、半ズボンと超ラフな格好でしたがパスポートを提示すると問題なく入れました。
入口をくぐってカジノ内部を見た感想はまずこれ。
韓国のカジノではソウルのセブンラックカジノが一番広く感じますがそれと比べても圧倒的に広いです。
- ウォーカーヒルパラダイスカジノ
- ソウルセブンラックカジノ
- 江南セブンラックカジノ
この3つを合わせても足りないくらいの広さに感じましたね。
ゲームマシンも定番のテーブルから、他では見たことないオリジナルのルーレットテーブル、無人でアミューズメントパーク のコインゲームに近いマシン、本当に数え切れないほどのスロットマシンが並んでいます。
これぞまさにカジノ。
ビデオバカラもモニターがとてつもなく大きく、競馬のターフビジョンくらいありましたね。
もう一体、何型なの?とツッコミたくなるレベル。
パラダイスは総じてレストランやバーの場所が分かりにくかったですが、パラダイスシティは一目瞭然、広いし、雰囲気が素晴らしい。
基本、誇張はしませんが本当べた褒めしたくなるレベルですごい造り。
一度絶対に来て欲しいですね。
バカラで運命の罫線を探す
時刻は15時頃。
翌日の朝7時の便で日本に帰るので残り16時間が我々に残された時間です。
この間に600万円を稼ぐべく立ち回らねばなりません。
を連呼していたキタさんも時間をかけて各テーブルを回ると次第に闘志が湧いて来たようで顔つきが変わりました。
意を決したようにバカラテーブルを物色し始めます。
僕はフロアの様子を見て回っていましたがキタさんが早くも勝負をかけそうな雰囲気があったので少し後ろから離れてキタさんの後をついて行きます。
キタさん曰く、最後の勝負は見届けて欲しいとのこと。
ここまで来るまでにキタさんとは罫線の話をしていました。
バカラの醍醐味である罫線は、簡単にいうとプレイヤー、バンカー、どちらが出たかを記録するチェックシートです。
たったそれだけのシートがバカラに彩とドラマをもたらしてくれます。
あたかもそこに神様が宿っているがの如く、神自身がカードをギャンブラーに配ったのごとく、輝く道しるべがそこにできるのです。
バカラは本来2分の1を当てるだけの種目で次にどちらかが勝利する確率は常に2分の1です(タイ(同数)を除く)。
しかし、その2分の1に法則があるようにこの罫線が見せてしまい、その可能性に僕たちは賭け一喜一憂する訳です。
そこに自分の時間を濃縮したとも言えるチップを差し出し、時には人生が変わるような額を賭けてしまうところが罫線の凄さとも言えます。
キタさんは自分の覚悟を載せれる罫線を探していました。
罫線の話をキタさんとパラダイスシティに到着するまでかなり長く話をしていましたが、今まで罫線を知らなかったキタさんが罫線に惹かれたのはなんら不思議ではありません。
それだけ罫線は重要だと僕は考えます。
1時間くらい何も賭けずにバカラテーブルをぐるぐると回っていました。
8連続バンカーが続いているテーブルでキタさんは勝負に出ました。
運命のオールイン100万円
8連続バンカーが出たバカラテーブルでキタさんは100万円分のウォンをチップに変えました。
ミニマムは5千円のテーブルなのでさすがに他の観光客が騒ぎます。
空港から近いこともあってか日本人が他のカジノより多めでキタさんを見ながらこそこそ話しているカップルもいます。
メンバーズカードの提出を促されますが、まだここでは作っていないのでキタさんは断りながら立ち賭け。
バンカーに100万円分のチップを置きました。
そう思うくらいの潔の良さ。
考えて見たらわかると思いますが100万円が2分の1でものの十数秒でなくなってしまう可能性がある。
普通は心は求めていても体が拒否してしまうもの。
そんなことを考えているうちにディーラーからノーモアベットの声がかかります。
ゲームをおさらいしておきますがバカラはバンカー、プレイヤーどちらかに賭けて、賭けた方に配られた最高3枚の合計がより9に近い方が勝利となります。
当たれば賭け金の2倍。負ければ賭けた分は没収となります。
ベットはこうなりました。
- プレイヤー・・・日本人観光客 3人 中国人 1人 計6万円くらい
- バンカー・・・キタさんのみ 計100万円
6万円でも額としては十分ですが、ミニマム台で逆側に高額ベットがかかっている時は反対側の人も気を使います。
少し申し訳なさそうにも見えましたが、大勝負を察して一人の中国人のおじさんがキタさんに席を譲ってくれました。
キタさんが着席したところでゲームスタート。
まずはプレイヤーで一番多く賭けている日本人がカードを絞ります。
さらっとめくってジャックとエースで合計【1】。
まだなんとも言えませんがここで【8】か【9】を出せばキタさんが即勝利なので有利と言えば有利です。
キタさんの一枚目。
態度とは裏腹に明らかに手が震えています。
遠くから見守るつもりでしたが、もう少しだけ近づいて絞りを見つめます。
バカラでは縦、横とカードの絞りがありまずは縦から絞るのが定石。
端っこに枠線が見えれば即ピクチャー(J、Q、K)なので【0】点になります。
ゆっくりゆっくり絞り覗き込むキタさん。
他の人が絞るカードを覗くのはマナー違反の場合の時もあるので皆静かに見守ります。
時が一瞬止まったかと思うような間があった後に、さっとめくったカードは【K】。
【0】点です。
2枚目のカードに手を伸ばします。
先ほど言った通り、ここで【8】か【9】を出せば勝利なのでまずは縦に絞って二つのマークが見える(足があると言います)ことが条件。
とにかく足が見えれば、【8】か【9】でなくとも【4】以上が確定するので2枚めくった時点での気持ちは幾分マシになります。
口に出しての呼び込み(カードの図柄などを呟く)は明らかなマナー違反。
なので心の中で強く呼び込みました。
キタさんがカードを絞りにかかります。
皆が見守る中、ミリ単位と思えるくらい慎重にカードを引き起こしていきます。
キタさんの動きがピクッと止まってこっちを振り返り
と小さく微笑みました。
とにかく第一関門は突破。
足が見えたらバカラのカード絞りの定石として横にカードを持ち替えめくっていきます。
ここでマーク(ハートやスペード)などが見えてくる数によってこのように数が決定します。
- 2個(ツーサイド)・・・【4】or【5】
- 3個(スリーサイド)・・・【6】or【7】or【8】
- 4個(フォーサイド)・・・【9】or【10】
一枚目は【0】点なので必然的に【8】か【9】を引けばいいキタさんとしてはスリーサイドかフォーサイドが欲しいところ。
キタさんの横絞りが始まります。
キタさんの斜め後ろに立っている僕からはキタさんのカードが見えます。
ゆっくりゆっくりカードが引き起こされるのに従って僕の心拍数も上昇。
キタさんはもっと上昇しているに違いありません。
これを外せば後は10数時間、ホテルで時間を潰すだけ。帰国してまた日常生活に逆戻りです。
僕としては例え【10】、つまり【0】点の可能性があるとしてもフォーサイドが来るべき、そうしないと勝てないとすら感じていました。
だって全財産勝負ですからね。最強の目を出す為にここまで罫線を探したはずです。
心の中でまたもや呼び込みます。
じわじわと見えて来るカード。
お!
お!!!
おおおお!!!!
歓喜も束の間、キタさんがここでふっと気が緩んだのかカードをずるっと前に滑らせてしまいます。
結果、そこには【10】、つまり二枚の合計が【0】、天国と地獄の地獄を引いてしまいました。
絶体絶命のピンチ
これで
- プレイヤー・・・【1】
- バンカー ・・・【0】
となるのでルール上、再びカードが双方に配られ、それで9に近い方が勝利となります。
キタさんの顔色は伺い知れませんが、背中からのオーラが若干暗いです。
そりゃそうですよね。
フォーサイドで【10】が出るのは正直かなりきついです。
しかし、ディーラーは100万円の勝負など日常茶飯事ですから涼しい顔でカードを配ります。
プレイヤーの日本人はまたもやさっとカードをめくりました。
なんと、ひっくり返ったカードは【7】!!!
これでプレイヤーの合計は【8】となりほぼバンカーが敗北確定の状態です。
キタさんが勝利するにはたった一種類【9】を引かねばなりません。
さすがに、周りの人たちもあちゃーという表情。声に出す人もいました。
ディーラーがキタさんにカードを押し出します。
なんか若干、キタさんの動きが投げやりです。
不貞腐れてるようにも見えます。
それでもカードを縦に持つとさっと早めに絞ります。
ここで少しだけキタさんに気合が戻ったようです。
座り直して横に持ち帰ると低姿勢で覗き込みました。
しかし状況はまだほとんど変わっていないと言えます。いくら足があっても横から絞ってフォーサイドでない限りスタートラインには立てません。
欲しいカードはたった一種類【9】。
もちろん【8】が出れば【タイ】となり賭けた分のみ戻ってきますがそれでは意味がありません。
キタさんはカードを捻るようにしてぐっ押していきます。
数ミリずつ、ぐるぐると巻き込むようにじわじわカードを絞るキタさん。
かなり時間がかかっています。
隣でたまらず覗いたおじさんが声をあげました。
なんと、フォーサイドのようです。
つまり、またもや【9】か【10】のチャンス。
この時点でタイ(同点)は消えますから勝利か、敗北しかありません。
後はフォーサイドのさらに奥、マークがさらに付く部分をゆっくり絞っていきます。
追加でマークが一つなら【9】、二つなら【10】です。
通常この場合は、カードを斜めから対角線に絞っていくのですがキタさんはお構いなくそのまま真っ直ぐ絞っていきます。
ギリギリと捻る様には執念が感じられます。
キタさんがバカラをやるのは今回が初めてなのに既にその絞りに皆が魅せられている、そんなことすら感じた瞬間に勝負はつきました。
パッとカードをディーラーに投げはなったキタさん。
ディーラーがカードを真っ直ぐにして見える位置に置きます。
【9】!
【9】!!
【9】!!!!
勝利です!!!
皆から歓声が上がりました。
僕は呆然。
キタさんはもっと呆然。
立ち賭けだったキタさんに席を譲ってくれたおじさんがキタさんの肩を叩いて親指を立てています。
韓国カジノ2日目勝負結果(後編)
100万円の大勝負を大苦境から見事にひっくり返したキタさん。
これで100万円→200万円となりました。
言ってしまえば後は2回連続でオールイン(全額ベット)すれば800万円という夢のような数字になります。
本当に書いてて嘘みたいな展開ですが【8】を【9】で負かすことはバカラではよく起こることでもありますからね。
しかしこのタイミングで起こすか。
という訳で2日目の勝負結果後編です。
- プレイしたカジノ・・・パラダイスシティカジノ
- プレイ時間・・・1時間
- 勝利金額・・・100万円
- 通算収支・・・+200万円
一仕事終えてバーでビールで乾杯。
ここから勝負はさらなる大台へと突破していきます。
クライマックスまでハラハラドキドキの3日目へ突入。
あー、本当に熱い勝負だったなぁ。
お後がよろしいようで!
▼次回
韓国「パラダイスシティカジノ」で人生をかけたバカラ一発400万円勝負!
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