韓国カジノで1週間バカラをプレイした結果
補足
これは無職の男が人生を変えるべく軍資金「100万円」を韓国カジノで増やそうという試みです。1日目から読みたい人はこちらからどうぞ!
半年分の生活費「36万円(安っ!)」を稼ぐべく韓国のカジノへ100万円持って出撃しました。数ある種目の中からプレイするのは控除率が最も低いとされるバカラです。
3日目にはものの10分足らずで−70万円という強烈な先制攻撃を喰らいつつ、6日間かけてなんとか−7万円まで戻しました。
韓国カジノ巡りも本日で最終日。
正確に言うと明日帰国ですが、泣いても笑ってもプレイできるのはこれで最後です。
果たして36万円勝つことができたのか?それとも大敗し気ままな無職生活から、過酷なサラリーマンへ後戻りになってしまうのか?
最終日の様子をお届けします!
決戦の舞台は仁川グランドハイアット・パラダイスカジノ
帰りは仁川国際空港から飛行機に乗ります。
カジノ旅行中にプレイしていたパラダイスカジノ・ウォーカーヒルや江南COEXセブンラックカジノは電車・徒歩を含めると仁川国際空港まで2時間程度かかってしまう為、より空港に近いカジノを選ぶことにしました。
ネットで調べてみると仁川国際空港からシャトルバスでたった5分のところにあるグランドハイアットホテル内にパラダイスカジノがあるそうです。
ここに決まり!
仁川国際空港から出発する人でギリギリまでカジノで楽しみたい人たちの聖地ですね。
補足
2017年4月にパラダイスシティがオープンしたので現在このカジノは閉鎖しています
ちょっとした荷造りを終え地下鉄で仁川国際空港へ向かいます。
地上に電車が出て街並を見つめていると小高い丘の上にあるウォーカーヒルカジノや高層ビル群の中にあるセブンラックカジノともお別れかとしみじみしてきました。
感傷に浸るまもなくあっという間に仁川国際空港へ到着(笑)。
空港についたらまずは腹ごしらえをします。レストランフロアで、軽食を扱っているお店を発見しました。
注文を終えると、一昔前のスマホみたいな機械を渡されます。
料理ができるとこれがブルブルと震えて合図してくれるようですね。日本のフードコートでも同じようなものを見かけますがこっちはおしゃれです。
注文したプルコギ定食が届きました。
これで日本円で700円くらい。お肉は少し固かったですが、味付けはばっちり!つけあわせのキムチも毎度ながらやっぱりおいしいですね。
仁川パラダイスカジノへはシャトルバスで
荷物を空港内で預けたらインフォメーションにカジノの場所を聞きます。
ネットの情報ではシャトルバスが運行しているとの事でしたが具体的にどこからどう乗ったらいいかが分かりませんでした。
どうやら、1階の3番出口から出て横断歩道を渡るとシャトルバスが出ているようです。
3番出口を出ると
横断歩道が!これかな?
少し不安でしたが渡ってすぐのところにバス停がありました。
そのさらに一つ奥がグランドハイアット行きのシャトルバス乗り場になっているようです。
運転手に日本語で話しかけても分からないようだったので赤い看板を目印にしましょう。
シャトルバスは15分置きに運行しているそうで、それまではグランドハイアット行き以外のバスも停留します。
ハイアットのバスには大きくロゴが書いてあるので一目瞭然です。
乗客はまばらです。
本当にものの5分でホテルに到着しました。バスはここに到着しますがここはカジノ入り口ではありません。
ここから道路に出て横断歩道を渡るとホテル正面になり、そこがカジノ正面入り口となっています。
ホテルに到着した時刻は15時。ここから明日朝10時まで勝負です。
仁川パラダイスカジノの特徴など
ホテル入り口からはそれとなく格式が高い感じもしますが、他のカジノと比べてもさらに一段レベルが低いように感じました。
ソウル市内の観光客だらけだったカジノとも違いバカラテーブルに活気はなく、ビデオバカラやルーレットにも全く人がいません。
スロットは飾り程度で種類もあまり少ないです。言い方が悪いですが旅館についてるゲームセンターみたいなノリですね(笑)。
ただ個人的には好きです。
他が騒がしかったので落ち着いてプレイできそうですし、他に人がいないので1人で集中したい時には良いですね。
VIPルームが奥にあり、手前にミニマムベットが安いバカラテーブル、その後ろにスリーカードポーカーなどがあります。
ルーレット、大小台は少しだけです。
寂しいフロアですが人があまりいなかった分、サービスは直ぐに受ける事ができました。ドリンクやフードはセルフではなく、テーブルまで運んでくれ届くのも早かったですね。
スロットコーナー上の大きなディスプレイには7月初めに行われるバカラ大会の詳細も書いてあり、最終日でしたが後数日いたいなぁという気持ちになりました。
勝利・敗北パターンをイメージ
と張り切りたいところですが明日はもうない。今日の勝敗に関わらず明日には帰国しなければいけません。
その前提で今からのバカラの勝利パターン、敗北パターンをイメージしてみました。
- 勝利パターン・・・勝つときは大きく。負けるときは少なく。時間目前に大勝負を仕掛けて見事36万円(目標額)ゲット。
- 敗北パターン・・・プラスマイナスゼロをずっとうろうろ。発着時間前になって焦り大勝負を仕掛けて取り戻そうとして失敗。完全敗北。
シミュレーションの結果僕の頭に浮かんだのはこんなイメージ。
どちらにしても序盤で大きく仕掛けて負けてしまえば後は守りの戦いとなるかなと思いました。どこかで一つ頭を抜き出し、そして時間までに36万円勝たなければいけない。
しかしもうここはゼロサムゲーム。
軍資金を全て使うか、36万円勝つか、どちらかの道しか無いと決めています。
一度、10分程度で70万円の敗北を喫してから大きく賭ける事ができなくなっていますが、ここは絶対にやってやる!
気持ちを整えてプレイ開始です。
あっという間に−10万円。このまま終わるのか
ミニマム1000円のバカラテーブルに着きました。
客は僕一人です。
30万円分をチップに換えてスタートしました。5000円を1単位にして順調に5連敗。早くも暗雲が立ちこめます。
なかなか続けて勝つ事ができず負けの波に飲まれあっという間に−10万円です。
僕のベットシステムでは10万円取り戻すには勢いとそれを掴むまでの時間が必要になりんます。
まだたっぷりと飛行機が出発する時間まではありますが、こんな負けてしまっては…やばい。
1単位を1万円にあげようと考えましたが、ここでスタイルを変えてしまえば崩れてしまうだけとぐっと堪えました。
プレイ開始から3時間。ようやく波が
ギャンブルには波があります。
耐えに耐え−10万円をなんとか維持している時にふいに勝利の波が来ました。
プレイヤーのツラ(連続目)が7連続。全てヒットさせながら掛け金を増やしてあっという間に−10万円を取り戻すことに成功。
いつの間にか隣にもちらほらと他のプレイヤーが座り始めています。途中から掛け金を一度下げましたがとにかくツラが切れるまで賭け続けます。
バンカー側には誰も張らずプレイヤー、プレイヤー、プレイヤー、これが14連続続いたところで、5万円ほどプラスになりました。
カードのしぼりが冴えてきた
ここが勝利への道だと確信しミニマムベットを1万円へ引き上げます。
ミニマム1000円の卓なのでどうしても僕がカードを絞る事になります。(賭け金が一番高い人にカードをしぼる権利が貰える)
その気持ちで絞っているとカードの絞りが冴えてきました。
相手がナチュラル8ならこっちはナチュラルナイン。【6】条件から【7】とギリギリの所をピンポイントで引き当ててきます。
当然そんなことはないのですがカードはしぼる人によって目が変わるとも言われています。つかない人がしぼれば、どんなカードでも負けてしまうし、その逆もまた然りです。
勝ち続けます。
僕が調子が良いと感じてくれたのか中国人の若奥さんと、ずっと賑やかなはげたおじさん、キャップを被ったあんちゃんと全員僕が張った方に賭け出しました。
そんなこんなでどんどんみんなのチップが増えていきます。
逆ばりおじさん出現。国境を越えた連帯感
気がつけば+15万円ほどに。
−10万円から連勝を重ねていたので気持ちはまだまだイケるという感じでしたが、ここにきてさっきまでずっと僕と同じ方に賭けてきたおじさんが、僕と必ず逆に張る様になってきました(笑)。
ただ通常のバカラでいう逆ばりではなく逆側にミニマムだけ賭けることでこっちを勝たせようとしてくれてる感じ。
こっちが勝てるときは手でOKマークを作ってくれるので直ぐに分かっちゃいます(笑)。
つまり、勝ちたいというよりは一種の楽しみみたいな感じですね。
あくまでも自分とは逆側の応援です。
これがなんだか変に面白くて言葉は通じないものの、カタコトの英語などでおしゃべりしながら仲良しプレイになりました。
ここでも僕の引きは冴えていて、ナチュラルナイン、相手を後からまくるのを連発です。
みんなの賭け金も上がり、僕に至ってはペアを3連続で的中というまぁまぁな引きまでできるようになってきました。
プレイ開始から5時間。勝負をかける
- 僕がベットする
- みんなが同じ方に賭ける
- カードが配られる
- 若奥さんが「ファイティン」と励ましてくれる
この流れでどんどん勝利し最初は1000円くらいしか張っていなかったみんなも、数万円をベットするようになり、次第にヒートアップしてきました。
もちろん数万円といってもカジノの中では日常風景なのですが、ミニマムが低い台なのでベットをあげればみんなの緊張感も一体感となって伝わってきます。
今までは連勝してもワンベットは多くても5万円までにしていましたがリミッターを解除することにしました。
2万円プレイヤーにベット。見事にナチュラルエイトで勝利。
続けて4万円プレイヤーにベット。ナチュラルナインで勝利。
恐ろしいほどに一回で勝負決まります。
ここで日本人のおじさんが入ってきました。
僕は8万円プレイヤーへベット。
おじさんは少し考えてバンカーへ8万円張ります。全員が同じ方にずっとノっていたので逆に張られると緊張します。
案の定、おじさん【7】をナチュラルエイトで撃破。
無敵ベットシステムの上げ方によりお次は13万円です。
10万円以上の賭けは、ワンベット50万円を負けてから行っていないのでドキドキ。気になるおじさんはまたまた逆ばり。バンカーに8万円です。
ここが確実に勝負の分かれ目になりそうです。
プレイヤーにベットしていたので先にカードを絞ります。1枚目はバンカー、プレイヤーどちらもピクチャーです。
続く2枚目。ゆっくりと絞ったカードには角があり直ぐにピクチャーと分かりました。
おじさんも気合いを入れて絞ります。
結果はピクチャー。次に持ち越しです。
緊張が走ります。ふと僕にノってくれている若奥さんのチップを見ると今までに張った事がない5万円を張っていた事にここで気付きます。
ファイティンの声援を受けながら3枚目のカードを絞ります。
縦…
とりあえず足は確認できました。
カードを横にしじりじりめくります。
3サイドであれば【6,7,8】のいずれかになるので一番無難ですが、ここでは9を出さないと負けるという気持ちです。
なんと現れたのはフォーサイド!
ということは【9】か【10】のどちらかになります。【9】であればほぼほぼ勝利!【10】であればほぼほぼ敗北!
角から絞ります。【10】は2点マークがつくのでそれが抜ければ【9】で勝利です。
つい、力が入りびきびきとカードを折りながら少しずつ絞ります。
…
………
…………
思わず声に出してしまいました!
見事に9をゲットです。
おじさんは【9】見た瞬間に諦め顔でした。カードを絞ってはみたもののあっさりとピクチャーで0。
僕にノっていた全員が歓声です(ちょっとマナー違反でしたが汗)
13万円のチップは2倍になり26万円になりました。
おじさんは席を立ちました。チップがなくなったようです。
もう迷いはありません。
さくっとナチュラル9で勝利。
総額64万円の勝利となりました。
まだまだ十分に飛行機の時間まではありますが、ここで賭け金を下げてしまえば後はずるずる負けても敗北はありません。
肩の力がふっと抜けました。
ワンシューター終わるとフロア内を少し回り外のロビーに出て休憩です。
チップはまだポケットに入れたまま、じゃらじゃらと感触を確かめてみます。
元の手持ちとあわせて約100万円分のチップを見ながらようやく勝利の喜びが涌き上がってきました。同時に7日間分の疲れがどっと押し寄せてきて少し目を閉じます。
しばらく目を閉じて、ふと時刻を見ると深夜0時。
フライトは朝の10時なのでまだ10時間ほどあります。
迷ったあげくもう一度バカラテーブルに戻りました。
ギャンブルは難しい!大金を勝つ為には?
気がつけば朝6時。
もう空港に行かなければなりません。こうして僕の韓国カジノ放浪記は終わりました。
一体最後にはいくらのチップが残っていたのか?
は最後に発表させてもらいます(笑)。
それにしてもギャンブルで大金を勝つのは難しいですね。最終日は自分ではかなりツイていたと思います。
何度も大金を掴むチャンスはありましたがオールイン(持ち金全てをベット)は一度もできませんでした。
これができていれば数百万、1千万円の勝利も可能だったと思います。
13連続のツラを全て的中させていたのですからね。ああしていたら、こうしていればの「たられば」はギャンブルにつきものですがその流れは来ていたはずなのに…
という訳で最終結果発表です。
7日目(最終日)収支報告
もったいつけてしまったけれど結果発表です!
- プレイしたカジノ・・・仁川グランドハイアットホテル パラダイスカジノ
- プレイ時間・・・14時間
- 勝利金額・・・+48万円
- 通算収支・・・+41万円
再プレイ後、100万円プラスまで狙えるところまで伸びたのですが、再び下降に耐える展開が続き時間と体力を考えて終了し16万円溶かし48万円で終了となりました。
前日まで6日間の戦績が−7万円だったので収支は+41万円。
目標額の36万円の勝利も達成と最高の結果になりました!
上に書いた通り、あそこでさらに大金を張っていれば!という場面はあったのですが、そんなものはクソにもなりません。
サラリーマンではなく生きていく逆転を目指して韓国に来ましたが今の段階ではとりあえず成功です!
はっきりいって今回の勝利額はサラリーマン時代に稼いでいた額と比べれば3分の1にも届きませんし、カジノで賭ける額としても小額ではあります。
しかし、満足感はとてつもないです。
韓国カジノ放浪記、最終日報告はこれまで!帰国や反省などのまとめはまた今度で!
お後が宜しいようで!
▼後日譚はこちら
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