安西先生。仮想通貨のマイニングがしたいです
[aside type="normal"] 補足
こちらの記事はマイニングの【準備編】になるため、基礎知識とパーツの紹介のみになります。実践編にて組み立て、マイニングソフトの設定などを書く予定です。お気に入り登録してお待ち下さいませ[/aside]
皆さんはマイニングはご存知ですよね!(決めつけ)
エッ、知らない?
仮想通貨持ってて知らないってちょっとやばいんじゃ無いですか!と意味の無い煽りからスタートしてみます。
僕自身「マイニング」がしたくてたまらなくなってます。今は仮想通貨のトレードだけで生活してますけどそれを一段階上に押し上げたい。
マイニングで自動でビットコインが手に入る
ってめちゃくちゃ気持ちいいと思うんですよね。ただやり方が全くわからないので自分の忘備録も含めて詳細のメモをつけて行くことにしました。
まずは、マイニングってなに?という基礎知識から準備編としてどのようなパーツを用意して始めるのか?その流れをまとめていきます。
そこそこ長くなる予感がする上に(書き終えてみたら1万3千文字ありました汗)、どのパーツを購入すればいいのかのメモもしてますので時間がない方、本気で始めたいと思っている方はブックマーク推奨です。
すぐに始めれなくてもなんとなく雰囲気が掴みたいなーっていう人にこそ読んでほしい記事になりました。
今日からこれであなたもマイニング長者!
マイニングってなに?
この記事の核心は「結局どのパーツを購入して、どれくらい利益が出るのか?」ってところに尽きるのですが初心者でもある自分向けの部分も多いのでマイニングとは何か?というところから始めます!
マイニングを説明するには、まずビットコインのブロックチェーンのことを理解してもらう必要があります。
ブロックチェーンは分散型台帳技術、また分散型ネットワークと呼ばれます。
どういうことを行われているかというと誰から誰にビットコインを渡したという世界中の取引の記録をネットワーク上の台帳に追記し、それによりビットコインの安全性を保っている感じ。
難しく思えるかもしれませんが銀行で言えば誰の口座にどれだけ残高があって、誰に振り込みをしたというデータの書き換えを全てネットワーク上で行なっていると理解して下さい。
データが正しいかどうか検証する作業にはコンピュータの計算能力が使われていますが、何しろこれだけ人気のビットコインですからその量は膨大。なので、世界中のみんなのコンピュータに力を貸してもらって計算を行い、一つの取引台帳に書き換えを行なっています。
もちろんこれはパソコンをネットに接続すると勝手に使われるものではなく希望する人のみが参加するもので、その計算処理を手伝ってくれた人で、計算を正しくできた人にビットコインが報酬として支払われる。このことをマイニング(採掘)と呼んでいる訳です。
この報酬はそのままビットコインの新規発行となり、ビットコインの新規発行はマイニングでしか行われません。なのでマイニングが行わなければ、ビットコインは新たに生まれないし、そもそも台帳への書き換えさえ行われないというめちゃくちゃ大事な作業なのです。報酬を貰って当然ですね!
これらをもっと簡単に言い表すと
「パソコンをネットに繋いでマイニングソフトを起動させるとビットコインが貰える」
=錬金術と覚えればいいだけです。
なーんだ、魔法か(笑)
とにもかくにもウォレットは必ず用意しておこう
そんな魔法を知りたい気持ちはよくわかりますが、ウォレットはお持ちですか?
マイニングを調べてるくらいですからウォレットを持っていないという事はありえないとは思うんですけど、万が一を考えて書いておきますね(汗)。
とにかくこれをやらないと今から説明しても何も始まらない上に最終的に始めようとしてもワンテンポ遅れてしまうので先に用意しておきましょう。
マイニングの報酬は自分のウォレット(財布)で受け取りします。ウォレットには色々種類があり、ビットコインとして利用するだけでなく日本円としても使いたいのであれば国内の取引所に登録しておくのがベター。国内の取引所でおすすめは
こちらの3つです。中でもビットコインの盗難に対応しているcoincheckが一番おすすめ。
取引手数料などが若干違ってくるので僕は3つとも作ってます。
本人確認があるのでマイニングの準備として早めに申し込みしておくことをおすすめしますって書きましたけど普通にもう持ってますよね(笑)。
もしこの時点で仮想通貨ってなに?って人がいたらこの記事から読んで下さい。
【初心者向け】仮想通貨で儲けるまでの流れとやるべきことのまとめ
マイニングを始める前にまずはここは大丈夫?
そんな魔法の錬金術があるならパソコン持ってる人は全員やればいいじゃんとなるので、実際には簡単に儲けれる訳ではありません。
ビットコインを掘ること自体は今すぐにでもできるんですけど儲かるレベルからはほど遠く、パソコンを動かす電気代の方が高くついちゃいます。
ビットコインの最小単位をsatoshiと呼ぶのは皆知ってることだと思いますけど、satoshiの世界で戦うって感じ。それはそれでなんかかっこいいかもしれないですけどね(笑)
という訳でまず初心者がマイニングをやる上でここを知っておくべきということを箇条書きにしてみます。
- マイニングには高スペックなパソコンが必要になり初期投資がかかる
- 最新の検証では30万円の初期投資で年間収支10万円ほどと言う記事あり
- それなりの収益を出したい場合は電気代が跳ね上がる
- パソコンの組み立てやソフトの調整など技術が必要
- インターネット常時接続、パソコン24時間起動が必要
- ファンの騒音、パソコンからの発熱で夏はガチで室温がやばいことになる
- これらを乗り越えても儲からない可能性もある
上からつまんで説明していきますね。
とりあえずマイニングで利益を出したいなら高価なPCパーツが必要です。
こだわらなければいけないのはグラボ(グラフィックボード)と、電源。それ以外は割と安価なものでいいのですが、1万円以上から高い物では7万円くらいのパーツを組み合わせてマイニングマシンを作ります。儲けるというレベルで考えるなら最低でも30万円くらいの初期費用が必要になります。
パソコンは自分で組み立てます。
僕は自作パソコンを16歳くらいから作っていたのでそこパソコン組み立てに関しては知識はありますが、イメージが湧かない場合は少し勉強が必要です。そんな難しくはないですけど組み立てて起動しなかった時の不安感ってめっちゃやばいです。※40万円のローン組んで徹夜で組んだパソコンが動かなかった時本気で発狂した。
大変な分ちゃんと今なら利益は出ます。
最新(2017年8月時点)のとある記事では約27万円のパーツを買い揃え組み上げたら、月間電気代を引いても10万円くらいのプラスになる計算だったそうですし大体みなさんの報告を見てると間違いなさそう。
しかし、これも現時点での皮算用でマイニング対象の仮想通貨の値段変動にめちゃくちゃ左右されこうならないことも十分にありえルるのが怖いところですね。ここはしっかりと頭に入れておくべきです。
ランニングコストとしては、電気代がまずほとんどで、稼働し始めると普通の家庭の料金とは桁違いになります。そしてインターネットは常時接続推奨、24時間パソコンを起動しておくことになり、冷却用のファンが回っているので音もしますから、一人暮らしなら別に部屋が一部屋必要になります。
さらには、パソコンからの排熱が凄まじく室温が夏場であれば灼熱になるとのこと。
それらを乗り越えても儲かるかどうかはこれからの仮想通貨の相場次第という感じなのがマイニング。
どうでしょうか?これでもマイニングをやりたいですか?(笑)
なんか煽りすぎな気もしますが、これは本当のことです。
といいつつ儲かっている人がいるのも事実です。
マイニングは儲かる。月に30万円マイニングで儲けてる大学生もいます
これはちょっと前にマイニングが儲かるということについて書いた記事。
大学生がビットコインのマイニング(採掘)で月収約30万円稼いでるってよ!
記事で紹介しているマイナー太郎さん(@miner_taro)は大学生ながらにして、クレジットカードでパーツを揃えすでに投資分は回収、直近では月間30万円近くの利益をマイニングで出しています。
夢があるなぁ。
満員電車ですし詰めになっているのを外人にジョークにされてるサラリーマンの平均月収くらいは余裕である。
それをパソコンを起動しとくだけで稼げる訳ですからね。
なんかの怪しい情報商材みたいや。
マイナー太郎さんはマイニングを始めたのはごく最近のことですが「今だからこそ始めるべき」と記事内では語っています。
しかもサイトで実際どのようなパーツ構成でマイニングをしているかも普通に書いてくれますし、初心者のためにコミュニティも作ってくれてるので、再現性はありますからね。
勉強さえすればマイナー太郎さんの領域に突入することは難しくないと僕は考えてます。
結局いろんなサイトを見ましたけど「物量(資金力)」がものをいう世界なので、この記事を見ててお金に余裕があるとか、パソコンをいじるのが好きな人はやってみるべき。
もちろん、絶対に儲かるとかそういうことじゃないですけどね。
そもそもの疑問。なぜマイニングには高価なパーツが必要となるのか?
ここまで読んで初めてもいいかなーとか思えた人は後はどんなパーツを買えばいいかっていうのを見て貰うだけです。
しかしなんか腑に落ちない部分ってないですか?
そもそもなぜマイニングには高価なパーツが必要なのか?計算能力が高いといいことはわかるけれど、それがどうマイニングと関係あるのかっていう部分は知っておいた方が絶対にスッキリすると思います。僕自身そこがちょっと引っかかったので。
「パチンコの攻略法で一日数十万円稼げるけど、先に情報料金が必要だよ」
あれとおんなじ感じがしますよね。なので知っておきたい。
マイニングは冒頭に書いた通り台帳に取引を記録する作業なのですが、実はこれって複雑な暗号をより早く解読した人に報酬が与えられるようになってるんです。
ブロックチェーンには暗号技術が使われていて、その暗号を解読することで台帳の記録を検証しますが、簡単にいうと計算大会なのでどれだけ計算できるかというパソコンのスペックが重要になります。
いわばスピードレースみたいなもので、速いエンジンを積んだ車の方が有利。
それが、マイニングの計算においてはグラボの性能で、計算大会で勝たなきゃいけないので高価なグラボが必要になるってことです。イメージ的にここは押さえてて下さい。
計算を制すものはビットコインを制す。
リバウンドとバスケの関係と一緒です!
マイニングをやるなら半減期を知っておこう
ここまで来たらあとはどんなパーツを準備するかだけですが、重要な点がもう一点!「半減期」のお話をしておきます。
実はビットコインは無限にマイニングできる訳ではありません。
総発行数は2100万BTCと予め決められていてそれ以上は掘れないようになってます。これこそビットコインが金(ゴールド)に例えられる所以で非常に重要なポイントで、掘り続ければいつかマイニングはできなくなってしまうんです。
といってもマイニングできなくなるのは2140年頃と言われていて、その時にビットコインがどうなっているかは分かりませんから、そんなに心配する必要はありません。というか今儲かればそれでいいですよね!(ゲス顔)
そこまでビットコインのマイニングを持たせ、価値を安定させるための仕組みこそが「半減期」。ずっと同じペースで掘っていくことにより、その価値が高まりすぎてしまうのを防ぐためのもの。
半減期とはその仮想通貨が掘れる量が半分になるタイミングのことを言い、通貨によって仕組みは異なりますがビットコインでいうと約4年に1度のペースで到来、既に2013年、2016年と二度半減期を迎えています。
掘れる量が半分になるというのは簡単にいうと「もらえるビットコインの報酬が半分になる」ことなので、マイナーにとっては死活問題。
ただ現状では儲かるからこそめちゃくちゃ掘ってます。中国とか電気代が安いのをいいことに、ケーブルとグラボだらけのサイバーパンクな工場を作り上げ、その権力をものにビットコインの値段を操縦(ry
一般的に半減期が近づくとビットコインの価値は上がり、半減期を迎えると価値が下がると言われていますがこの先具体的にどうなるかは誰にも分かりません。
上下の波はあるものの、このままビットコインが社会に普及していけば半減期に関係なく価値が上昇するのかなーと思いますけどね。
気になる人はもっと深いところまで調べてみて下さい。
マイニングで儲けるために必要なパーツまとめ
とりあえずマイニングの基礎的な知識は終わりです。
あとは必要なパーツさえ知れば、とりあえずマイニングを始めれる準備は整います。
そもそもマイニングにはパソコンがあれば結局体験はできるので今持ってるパソコンでもすぐに始めれますが、ここでは儲ける、利益を出すレベルでのマイニングに必要なパーツを紹介していきますね。
そのパーツがどんなものか?そして、マイニングにはどんなものが向いているかを踏まえた上でなるべく専門用語を省いてざっくりとですが分かりやすいようにまとめますがまだ続くので疲れたらブックマークどうぞ。
CPU
CPU(プロセッサー)は演算や処理をするパーツです。人間でいう所の頭脳に当たります。実際のものを一言で表すと剣山ですね。生け花とかに使う針がたくさん飛び出てるやつ。それをボードにえいっと挿します。
計算能力が必要になるマイニングにおいては重要そうに感じるかもしれませんがCPUの性能はマイニングの結果にさほど影響がないので安いやつで構いません。特にこだわる点はないです。
あえてあげるとすれば、マザーボードと相性の良いものを選ぶのが吉というくらい。とりあえずは、実際に使用してる人を検索して探すのが良いです。
コストパフォーマンス的にも低価格で提供されているCeleronで十分です。
- CPUの性能はマイニング結果にそこまで関係なし
- celeronが安価でコスパが良いのでおすすめ
- マイニング以外にもパソコンを使う場合は上位版を買ってもオッケー
Amazonで探すとこれが一番安く調べてみた感じ評判も◯。実際にマイニングに使ってて紹介してる人もいますよー。
メモリー
メモリーはデータを一時的に記憶する部分で、机によく例えられます。見た目は緑の薄い板ですね。
メモリーは大きさをバイトで表すことが多いのですが容量が大きければ大きいほど、机の大きさが大きくなるイメージです。何か作業をするときに机が大きい方がいろんな物を載せれてはかどりますよね。そう考えればオッケーです。
メモリーもマイニングにおいては性能が良いものを選ぶ必要はありません。
OSによって規格が変わるので、DDR4を買うことだけを覚えておいて下さい。
- 容量は4GBもあれば大丈夫
- 性能はマイニングにそこまで関係なし
- OSに応じて規格が異なるがWindows10を使う場合はDDR4にする
現状Amazonでの最安値はこれ。不安な人はマザーボードを決めた後にパーツショップに問い合わせてみましょう。メーカーによって値段に開きがあるので最安値を探したいところですね。
HDD,SSD
メモリーは処理的なデータを記憶する部分になりますが、HDDはOSやソフトウェアのデータを保存する部分。ハードディスクってやつですね。多分知ってる人も多いんじゃないでしょうか。
HDDの上位として読み込みが高速なSSDがありますがこれまたマイニングでデータを大量に食うことはないので最低限の容量で大丈夫。
SSDの方が消費電力が抑えられるみたいですけど、SSDの方が高いのでマイニングを初めて見てどれくらい節電効果があるか検証できる余裕ができたらでいいんじゃないでしょうか。
- 容量はOSがインストールできる程度あれば問題なし
- SSDの方が消費電力が抑えられる
HDDはAmazonで探すと現状、1TBぐらいからしか売られてません。探せばいくらでも容量が少なくて安いものは手に入りますがセキュリティ面を考えて中古などを買うのはやめておきましょう。
マザーボード
ここまでは最低限の物で構いませんでしたがここからはしっかりと選んでいく必要があります。
マザーボードは全てのパーツを差し込む主要回路でメインボードと呼ばれます。マザーボードを決める最大の要因は「グラフィックボードを何枚させるか?」(PCI-Express(PCI-E)スロットという部分がたくさんある)です。
マイニングが話題になってからマイニング用のマザーボードなども発売されていて、中には10枚以上させるボードもありますが、利益を積極的に狙っていく上で初心者が始めるなら6枚差しからのスタートが大吉。
何次に大事なのが、PCI-E×16スロットがいくつあるかです。大事な理由としてはこの規格のスロットがあればそのままグラボを挿すことができるので市販のケースで収まりますが、スロットが1つしかない場合はライザーケーブルというケーブルを延長して組むことになるので、ケースを自作しなければならないから。
自作は簡単ですがちょっとハードルは上がります。
ちなみに僕の場合は普通のケースではなく自作することを選ぶ予定でね。
というのも見た目がかっこいいから!(笑)
ここら辺は実際に組んでいくときにまた詳しく書いてみますね。
とにかくケースは自作する場合は、PCI-E×16、PCI-E×1と合わせて6つ挿せれば大丈夫。
逆に自作する自信がない人はPCI-E×16スロットが6つあるマザーボードを選びましょう。
- マザーボード選びはグラボが何枚挿せるかが重要
- PCI-E×16スロットが挿したい枚数分ない場合はケースは自作になる
- リサーチは必ず必要。自分の目的にあいそうなものを検索して調べてみましょう
僕が買おうと思ってるのはこれ!マイニング用に特化したマザーボードで値段も安価。BTC PROって書いてある時点でかっこいい。
6枚挿しだとこれとか良さげ。少し古い型なので1万円以下で買えます。
ちなみにライザーケーブルはこういうのです。
電源
グラフィックボードの次にこだわりたいのが電源。
パソコンの電源ケーブルが伸びてる根元の部分ですね。
最初、電源こそ良いものを買う必要があるというのに違和感を覚えたんですけどマイニングではかなりの電力を消費するのでここをケチると大変なことになると知り意識が変わりました(キリッ)。
とにかく電力を如何に安定供給できるかがポイントになります。
どこにこだわればいいかも単純明快で規格とワット数がポイントになります。
こちらは規格を表すマーク。
- 80PLUS BRONZE
- 80PLUS SILVER
- 80PLUS GOLD
- 80PLUS PLATINUM
- 80PLUS TITANIUM
図で言うと左にいくほど、箇条書きの部分は下にいくほど高グレードになってます。
よりグレードが高いものほど電力変換効率が良く、電気代が安く抑えられます。マイニングにかかる電気代は普通に数万円単位になるので、10%削減できるだけでもかなり変わりますから収益に直結してくる重要な部分ですね。
規格はGOLD以上を買うようにしましょう。
またワット数が小さいと発火したり焦げたりすることもあるらしいので、マイニングしたまま出かけて帰ってきたら家ごと燃えてたなんて悲しいことにならないようにワット数が大きいものを選びたいです。
グラボ一枚につき150Wを目安に6枚以上挿す場合は1000W以上が推奨されているのでケチらず買っちゃいましょう。
- 電源は収益に直結する重要なパーツ
- 規格は80PLUS GOLD以上が推奨
- グラボ一枚につき150Wの計算で考えればOK
Amazonではここら辺が1000W、GOLD PLUSで安価。
グラフィックボード
マイニングパーツの主役です。
本来はディスプレイに綺麗に画像を映し出す為のパーツなのですがCPUで採掘するよりもグラボのGPUで採掘する方がより稼げることが分かり、グラボの時代がやってきました。なぜ、そうなるのかは全く分からないのでより高速な処理ができるとだけ覚えておけばいいです。
計算を制すものはマイニングを制す。これを忘れてはなりません。
マイニングのグラボで人気を二分しているのは
- AMD Radeonシリーズ
- Nvidiaシリーズ
マイニングのシリーズや種類、グレードによってどの通貨をマイニングするのに適しているかが議論されていて、それらはかなり複雑ですからここでまとめるのはやめておきます。
例えばRadeonシリーズはイーサリアムのマイニングに適していることと、イーサリアムが高騰していた為、原価の数倍のプレミアがつくほど人気になりました。
グレードによりますが、1枚2万円からぐらいなのでこれを何枚買ってより多くのマイニングマシンを組めるかが勝負になってくる完全に札束の殴り合い状態(汗)。
このグラボをマザーボードのスロット分、自分が挿したい分は確保しなければいけないので大変ですね。6枚挿すのであれば安価なものでも13万円は必要になるので最初はちょっと勇気がいりますわ(汗)。
マイニングではどの通貨を掘りたいのかに合わせて選んで行くことが大事ですが、僕が調べた感じでは「Nvidia GTX1080シリーズ」が一番良さげでした。
電力消費量や、通貨に合わせた効率などの比較や今後どの通貨が伸びていくかを予想して採掘する必要がある中でオールラウンドに対応できそうなのがその理由。
ぶっちゃけこればっかりは自分でやってみないことには分からないのでやるしかないのですが、今は一番ハイグレードな「Nvidia GTX1080Ti」を購入する予定(最安で1枚8万円以上)です。
最悪マイニングが上手くいかなったとしてもゲーム用などの需要があるので売ってしまえばいいですからね。
マイニングも仮想通貨業界と同じでこの前スタンダードだったことが一瞬で風化する世界。そもそもグラボにプレミアがついて高くなってるのを買うのは癪なのでそこで損しないようにしたいですね(汗)
- マイニングの要。電力効率、どの仮想通貨を掘るかに合わせて選ぶ
- マザーボードに挿す分購入が必要なのでリサーチはしっかりと
- 急激な値段の高騰があるのでグラボ購入で損をしないように気をつける
現時点での安パイはこれ。イーサリアムを採掘するならRadeonシリーズが最適です。
MSI Radeon RX 570 ARMOR 4G OC グラフィックスボード VD6330
Amazonで最安の玄人志向のGTX1080Ti。えっと、1枚8万円だから6枚でざっと50万円だね。ははは(笑)。
ケース
ケースはマザーボードに全てのパーツを取り付けたものを格納する母体になります。
ケースについては上で触れましたがマイニングを本格的に始めるには自作するのが一番。
例えばパーツ自体の接触などでショートすることも考えられる中で、ケースの中に収めていく作業ってかなり気を使いそうですし壊れたら発狂します(過去にしました)。自作になるとグラボなどパーツが剥き出しになりますが、冷却が重要になるので水冷、空冷にしろどちらにしても剥き出しの方がやりやすいと思いますから。
ほとんどの方は家具で大活躍のメタルラックをアレンジして使っている印象ですけど、木材を利用してる人もいて見てて楽しい。自作したケースはマイニングリグとも呼ばれていて、専用に販売しているメーカーもいるほど。
でも普通に5万円とかめちゃくちゃ高いから買う気はしません。
リグに合わせて各パーツなどを取り付けは変わってきますが、百均のアイテムを利用してリグを作っていたりするので自由度は高くDIT的雰囲気と完成したリグの自己満足度はかなり高いものと思われます。
ここがマイニングの魅力であると言っても過言ではないかなー。
マザーボードのスロットに合わせてケースに納めるか、リグを作るかを選びましょう。
申し訳ないですが自作しない場合はどんなケースが良いかはちょっと検討がつかないです。多分、大きめのケースなら収納できるとは思うのですが、中学生くらいにパソコン自作してケースに入りきらなかった時の絶望感を思い出すとどうしても手を出そうと思わなくて。。。
という訳で二度目になりますが僕は自作します!(はよしたいなぁ)
- ケースは自作がおすすめ
- マイニングリグを作っている人はたくさんいるので調べてみよう
- お金に余裕がある人は買っちゃえ
大活躍のメタルラック。近くのホームセンターでも買えるでしょう。
アイリスオーヤマ メタルラック メタルシェルフシリーズ ポール径19mm メタルシェルフ 3段 幅55×奥行35×高さ83㎝ クロムメッキ キャスター付 SEM-5508
結束バンド(インシュロック)とメタルロックを組み合わせれば他にはほとんど必要なし。
お金持ちの人は買ったら良いんじゃないでしょうか(笑)。(普通に自分で作れるからやりましょうね)
6 GPu Open Air Case For暗号通貨・マイニングリグフレーム
排熱グッズ
マイニングPCを組むときは排熱を考えて組むべし!Byマイナー太郎さん
という名言があるくらいなので排熱はとても重要。夏場にマイニングすると部屋がサウナになるということは冒頭でも触れましたが、機械ですから熱には当然弱いです。排熱がうまくいっていないと途中でシャットダウンしてマイニングが中止してしまうこともあり、それはそのまま機会損失に繋がります。
排熱を制すものがマイニングを制す。
これも辞書に追加しておいてください。
中には水冷の極みでお風呂を利用している人なんかもいましたが、基本的にはファン(扇風機)+エアコンで個人規模なら対応できます。それなりの収益を出すにはエアコンフルパワーが必要になりその電気代も含めてマイニングって感じです。必要経費ですね。
エアコンを追加で買うべし!!
とはさすがに言えないですが、夏場は一台はないときついのでエアコン+ファンは最低限用意しましょう。風を当てるか当てないかだけで起動する、しないということは普通にありますからね。
- 排熱を制すものがマイニングを制す
- ある程度の規模でやるならエアコンフルパワーは必須
- ファン(扇風機)はマストアイテム
ベストセラーのアイリスオーヤマのサーキュレーター。メタルラックといい何かご縁を感じます。
アイリスオーヤマ サーキュレーター 静音 固定 ~8畳 ホワイト PCF-HD15N-W
OS
OS(オペレーティングシステム)はコンピュータのプログラム。
パソコンを組んでもこれを入れてないと当然、マイニングソフトも起動することができません。
もうこれは選択肢とかはなくて、OSには色々ありますがマイニングではMacは対応してませんから必ずWindowsにしましょう。まぁ、こんなことを書かなくてもこれだけ書いてきてMacで組み立てよう!と思う方はいらっしゃらないでしょうから大丈夫ですね。
バージョンはWindows10を選びます。過去のバージョンだとグラボを複数枚読み込めないという報告もあるので一択。
全てが組み上がってからインストールします。
Amazonでも買えます。学生や教員の方はアカデミック版でお得に入手できるのでお探し下さい。
その他
ここまででマイニングPCが完成。後は動かすために必要なものを揃えましょう。
- モニター
- ディスプレイケーブル
- LANケーブル
- キーボード
- マウス
あえて書く必要もありませんが、余裕がなければ最低限のものを、他の用途で利用するのであれば好きなものを揃えて下さい。ちなみにマイニングパソコンを稼働させながら他の作業をするのが愚の骨頂です。
24時間フル稼働で掘り続けてもらう。その宿命を背負ったマシンをこの世に生み出す訳ですね。業が深いぜ。
これらに加えて、マイニング時にどれだけ電力を消費しているか測定するワットモニターがあれば完璧。
一日どれくらい電気代がかかってるかが分かるので、マイニングの収益から電気代を引くと利益が分かります。
これであなたも立派なマイナーです。
マシンが組み上がったらマイニングソフトを起動するだけ!
お疲れ様でした。そしておめでとうございます。
これらのパーツを組み立てたらいよいよマイニング。
あとは自分が好きなマイニングソフトをインストールして動かせば、ウォレットにビットコインが入るようになります。電気代は請求が来るまでわからないことを考えると嬉しくもあり、怖くもありって感じでしょうか。
早くここまでたどり着いてみたいなー。
多分、失禁するレベルで嬉しいでしょうね。マジで。
マイニングには男のロマンもありますし、何か訳のわからないことで生きてるってだけでもうそれは素晴らしいと思う。
本当に神だなぁ。
マイニングソフトも色々と種類がありますが、その時もっとも利益が出やすい仮想通貨を自動で選んで、マイニングを切り替えてくれるNiceHush Minerで良いでしょう。
自動で切り替えてくれるなんてまさに未来。
ロボットが生活を支えてくれる感覚ってたまらなさすぎる。
設定方法などはここで書きませんがすごく簡単ですしサイトも見やすいです。
下部の案内を見ると既に340億円近くがマイニングの表示があったり、最新の収益が表示されていてテンションアップ。
本当に未来やわぁ。
まとめ
初心者がマイニングを始める上での基礎知識と、必要なパーツ情報を準備編としてお届けしました。
- ウォレットを用意する
- パーツを買い集めてパソコンを組み立てる
- 排熱や冷却を考えパソコンを設置する
- マイニングソフトをインストール
- 設定してマイニング開始
長くなりましたがやることはこれだけです。
追記:実際にどうやって組み立てるかから、マイニングソフトの設定、採掘効率をあげるための豆知識みたいなものは【実践編】にてまとめていきます。(細かく様子を伝えていき、最終的に保存版的記事にまとめようと思います) ※カンナさんご指摘ありがとうございました。
こう見るとお金さえあれば今からでも始めれちゃいますね。そう言ってもいいくらいシンプルな流れ。
マイニングをやる人は少数派だと思いますし、ただお金を稼ぐだけなら仮想通貨をトレードしている方が効率はいいでしょうが、マイニングには男のロマンが詰まってると僕は思います。もちろん女性マイナーとかいたら2秒で惚れるけど。
遊んでるだけでロボットが自動で仮想通貨を掘ってくれる
そしてそれが将来どんどん値上がりする。
そんな状態ってマリオのスター状態。一度でいいから味わってみたいって思いますよね。
掘りたい。掘りたい。掘りたい。掘りたい!!
という訳でもうすでにパーツを注文し始めているので一から始めるマイニングみたいな感じで組み立てから、実際にマイニングするまで継続してブログにアップしていきますのでお気に入り登録お願いします。
また、この情報は現時点でマイニングしたことがない(2011年にすげぇボロいパソコンでやってたけど)初心者の忘備録なので情報が間違っていたらすいません。そういう意味でも随時更新するのでブックマークもどうぞ!
マイナーがいなければビットコインは成り立たない。
そう考えると素晴らしい仕事だとも言えますよね。
早く一人前のマイナーになりたいな!
お後がよろしいようで!