韓国カジノ1日目は波乱のスタート。30分で20万円失う
補足
カジノナビゲーター「げばお」が、依頼者のキタさんと韓国カジノで軍資金「60万円」を「600万円」に増やすギャンブル記です。1日目から読みたい人はこちらからどうぞ!
初日の舞台はグランドウォーカーヒルソウルです。
仁川空港から地下鉄とバスを乗り継ぎカジノに到着。
間髪入れずにプレイを開始するとものの30分で60万円の軍資金のうち20万円を失ったキタさんは、覚悟を決めたように残り40万円をチップに変えました。
600万円勝つための具体的な戦法は以下の通り。
- バカラでオールイン(全額ベット)で3連続当てる
- 60万円を2倍にするチャレンジを長い期間(数週間)行って合計600万円勝つ
- 大穴があるゲーム(ルーレットの36倍、大小のゾロ目など)にある程度の額を賭ける
ここからコツコツ負けを取り戻すのか、それともオールインして一気に勝ちを狙うのか?
波乱スタートの1日目後編、張り切ってどうぞ!
覚悟を決めたキタさんが向かった先はハイレートのバカラテーブル
キタさんは40万円をチップに変えるとミニマムベットが高いバカラテーブルに向かいました。
カジノでは最低賭け金額がテーブルによって変わります。
最低金額のことをミニマム、最高金額をマキシマムと呼び、ミニマムが安い台が人気です。
人が多い台を避けようということでしょうか。
着席したのはミニマム5万円のバカラテーブル。
VIPフロア以外ではミニマムが最も高い台です。もちろん、ミニマムが低い台でもマキシマム150万円くらいまでは賭けれるのですが、集中してプレイをしたい場合は人が少なめのミニマムが高い台の方がいいと言えます。
キタさんなりの判断かもしれません。
新しいゲームが始まったばかりで罫線は早くもプレイヤーの2連続がきていました。
プレイヤーは一人。
チャイナ系の実業家チックな青年が30万円分のチップをプレイヤーにおきました。
先ほどの通りであれば、キタさんもここで40万円ベットするはず。
僕はテーブルから1メートルくらい離れたキタさんの椅子の後ろで見守ります。
ディーラーが参加を促しますが、キタさんスルー。
ノーモアベットの声がかかります。
実業家青年の癖でしょうか。腕にはめたゴールドのHUBLOTの時計を振りながらカードを絞り、裏のままディーラーに差し出します。
プレイヤーカードを表にします。ナチュラルナイン【9】。
これでプレイヤー側の負けはありません。
バンカー側をオープンします。
バンカーエイト【8】。プレイヤーWin
プレイヤーの勝利です。
ディーラーが30万円分のチップを青年実業家のチップに並べ、合計60万円を押し出しました。
キタさんもここで賭けていれば40万円の勝利でしたね。
すぐに次のゲームです。
青年実業家はまたもや30万円ベット。キタさんもまたもやスルーです。
ノーモアベットの声がかかり次のゲームへ、、、
次のゲームもナチュラルナイン【9】でプレイヤー勝利。
キタさんの表情は見えませんがじっとテーブルを見ているような感じです。
高額ベットは手が動かない。続くプレイヤーのツラ
連続してどちらかの目が出続けることを「ツラ」と言いますが、この後もツラが続きました。
その数、なんと9連続。
もし、キタさんが宣言通り40万円からオールインし続けていれば「2億」になっています。(マキシマムがあるので実際そうはいきませんが)
青年実業家は一度に30万円から60万円をベットしツラを当て続け、既に400万円くらいは勝ってる感じです。黄色のチップがかなりの数になっています。
隣のテーブルから見物人が数人集まり始めました。
ツラが続くと、他のテーブルから見に来るのはよくあることです。
ゲームはまだ序盤。
どんどん進行していきます。
10連続、11連続、12連続、13連続、、、
プレイヤーのツラは続いていきます。
青年実業家はもはや勝ちを確信したようにカードを絞っていき当然負けません。
他のテーブルから参加者が現れ、プレイヤーに賭け出してもキタさんはずっと黙ったままです。
僕には気持ちがよく分かります。
いくらここがカジノで40万円は小銭ようなものでも日常生活に戻れば数ヶ月働いてようやく貯まるお金です。
「金は命より重い」
利根川(カイジ)の言葉はお金をチップに替えても健在です。テーブル上で十数センチの移動で決まるベットの手が動かないのです。
僕もずっと後ろで見守っていました。
15連目。キタさんが動く
ツラが続けば続くほど理論的には続く確率は当然低くなっていきます。
そこで「ツラをきる」と言って逆側に張り続ける人が出てきますがさすがに15連目を超えて他のテーブルからも人が集まり始め、今ツラがきているプレイヤーの逆側、つまりバンカーに張る人がかなり増えてきました。
ハイレートの台では珍しい立って賭ける(立ち賭け)も多くなり、さすがにそろそろバンカーが来るだろうという雰囲気が濃厚です。
僕自身、これ以上はプレイヤーが続くことはない気がしていました。
その時、キタさんが動きます。
プレイヤーに40万円分のチップをベットしました。
これが外れれば1日目にて既に終了。
自らが言っていた「よくありがちなブラック企業」でまた休みなしで働かなければなりません。
奇しくも勝ち続けていた青年実業家がバンカーにベットし、構図的には
キタさんVS他大勢
といきなりプレイヤーが一人の状態です。
これはかなりのプレッシャーがあります。
後ろからなのでキタさんの表情は分かりませんが、ベットを下げる様子はありません。ディーラーもずっと見し続けたキタさんがベットしたので少しは注目しているでしょう。
僕はそこでそっとそのテーブルを離れました。
勝っても、負けてもキタさんはテーブルを離れるだろうと思ったことと、覚悟を決めたベットをより集中してカードを絞って欲しかったからです。
その場を離れた頃にちょうど、ディーラーのノーモアベットの声がかかりました。
セルフサービスコーナーに行き、マンゴージュースを飲みながらハイレートテーブルの方を見つめます。
1ゲーム40万円の勝利
ものの数分。
ハイレートテーブルの方からキタさんがこちらに歩いてきます。
その表情を見て僕はキタさんが勝利したことを確信しました。
手には8枚分の10万ウォンチップ、つまり80万円分、先ほどの1ゲームで40万円の勝利です。
僕自身賭けてはいませんが、事情を知った上でのオールインベットをしているギャンブラーを見守るのはかなり緊張しますし、勝ったからこそその分の興奮と嬉しさがあります。
ふと時計で時間を確認すると既に20時頃。
まだカジノに来て数時間ほどしか経っていませんが時間的にはいい頃合いです。
グランデウォーカーヒル・ソウルに宿泊
キタさんを残し、ホテルを押さえます。
事前のリサーチも含めてウォーカーヒルであれば当日でも部屋が取れることは分かっていたので心配はいりません。
現在、グランデウォーカーヒルは宿泊棟が3つに別れており、ハイヤーで1分ほど車に乗った場所にある別館、カジノが併設されている本館、新しくオープンした新館があります。
まだ明日もありますが、状況から考えてキタさんはクールダウンできるように別館を選択しました。
先に部屋の確認をする為にハイヤーに乗ります。
ホテル正面から別館に行くことを伝えればすぐに手配してくれます。
丘を登ってすぐ、別館の入り口がこちら。正面は山なのですごく静かですね。
お値段は一泊2万円未満とリーズナブルです。
当日宿泊でも【Booking.com】 や、【agoda】などで検索すれば安くなるので事前に宿泊する際も含めて登録しておくと便利です。
玄関には木のオブジェが。
こちらがお部屋。
本館、別館も歴史があるのでそれなりに古い感じはするものの、特別感はありますし清潔です。
アメニティなどはこんな感じです。
インターネットのLANケーブル差込口や充電器もあります。
部屋の確認を一通り終えたので再びキタさんを迎えに行きます。
送迎はフロントでカジノへ行くことを伝えるとハイヤーが迎えに来てくれます。
再びカジノフロアにつきました。
細かく遊んでさらに10万円勝ち
キタさんは入ってすぐ正面にあるビデオバカラで遊んでいました。
あれからもう一度大勝負をしようと試みましたが、先ほど1ゲーム40万円勝利の後、プレイヤーのツラがきれていたのを見て怖くなってやめたそうです。
クレジットにはそこそこ入っていて、さらに10万円くらい勝ったのではないかということ。
非常に楽しそうで嬉しい限りです。
それにしてもキタさんはなかなかのギャンブラー。
先ほどのオールインもそうですが、割と高額をポンポンと張っています。
これなら、600万円勝ちも現実的に手が届くかもしれない。
短期間で大勝ちするにはどうしても大金を張る必要がありますからね。
しばらくして、初日は満足したようなので今日は寝ることにしました。
ここから夜遊びという選択肢もありましたが、夜中にもう一回プレイしたいとのこと。
カジノ併設のホテルに泊まると夜中からカジノで遊べるというのもメリットですよね。
ちなみに部屋からの夜景はこんな感じ。
韓国カジノ1日目勝負結果
紙一重ではありましたが、1日目から大勝利のキタさん。
お見事です!
夜中に出かけたカジノでも見事勝利を収めたようで、収支はこの通りに。
- プレイしたカジノ・・・グランデ ウォーカーヒル パラダイスカジノ
- プレイ時間・・・5時間
- 勝利金額・・・65万円
- 通算収支・・・+45万円
これで手元の軍資金は100万円になりました。
60万円を600万円にするのと、100万円を600万円にするのでは大分難易度が変わりますからね。
2日目は仁川方面に移動し、2017年4月にオープンしたばかりのパラダイスシティへと向かいます。
見事、600万円を手にすることができるか?
パラダイスシティは一体どんな場所なのか?
次回に続きます。
それにしても、キタさんはなかなかのギャンブルハートをお持ちですな。
お後が宜しいようで!
▼次回
ウォーカーヒルVISTAで美味しい朝食ビュッフェを食べてパラダイスシティへ!
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